凡庸の反逆

凡庸な大学生が、社会に対して何かを憂います。

広告会社のクリエイティブテストを突破する方法

今回は広告業界を中心に課されるクリエイティブテストの対策法や考え方について書いていこうと思う。

 

広告業界を志望するならクリエイティブテストへの理解は必須だ。

 

まずはじめに、筆者はクリエイティブテストが課される大手広告会社のインターンに高学歴ではなくても通過していることをお伝えしておきたい。(詳細は下記の記事を参考にされたい)

 

nabejirou.hateblo.jp

 

この記事中でも主張している通り、クリエイティブテストで見られているのは

 

・課題を設定してそこに解決策を打てる思考

・相手目線に立ったコミュニケーションスキル

・現在の広告会社を取り巻く状況、基本的なビジネスモデルの理解

 

 なのではないかと考えている。

 

これを踏まえて具体的な課題を例に出して、クリエイティブテストに望むための考え方のヒントになるものを提供できれば嬉しく思う。

 

目次

 

①まず、対象についてとにかく調べろ

 

まず重要なことは、とにかく◯◯について調べることだ。

 

博報堂では次の記事でブランディングの際に用いる「リボン思考」というフレームについてこう述べている。

私たちの共通言語、リボン思考とは? | AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議

 

リボン思考とは、図のような基本的な思考や発想作業の流れを示したものです。左から「インプット」「コンセプト」「アウトプット」の3つのステップからなるシンプルな構造で成り立っています。インプットではできるだけ多くの情報を収集し(拡散)、コンセプトを絞り込み(収束)、そこからアウトプットを多彩に拡げていく(拡散)。そうした意味を込めています。

 

僕が言っている「まず◯◯について調べろ」というのはここで言うインプットにあたる。とにかく自分が持つ◯◯への知識を増やし、偏見を取っ払い、◯◯に関する漠然としたイメージを広げることが大事だ。

 

◯◯が例えば眼鏡だとしよう。

 

あなたは眼鏡について「よく見えるようにするもの」ということ以外にまったく知らない状態で、眼鏡を流行らせることができるだろうか? 恐らく、かなり厳しいと思う。 

 

ここで、「丸眼鏡が流行っている」「ディスプレイを長時間眺めるせいで目が疲れて困っている人が多い」「眼鏡をつけている女性に色気を感じる」などのデータが取れたとしよう。そのデータの信憑性や実用性はとりあえず置いておいて、あなたは眼鏡に対して想像する範囲が広がるはずだ。

 

そして、この記事のなかで何より強調したいのは、「インプットが大事すぎる」ということだ。

 

いったい、それはどうしてなのか?

 

大抵の学生はアイデアを「思いつきでひらめくもの」だと勘違いしている。もっと言えば、「自分は良いアイデアが思いつく側の人間」だと勘違いしている。だから、特に調査をしてインプットを得ようともせず、自分の知っている範囲のみで「アイデア」を出そうとする。

 

しかし、実際アイデアは思いつきでもひらめきでもない。

 

イデアを分解すると、知識を「蓄積する」×「組み立てる」×「整える」という作業になると思う。つまり、必ずしもアイデアの発想には天才的なひらめきは必要じゃない。

仕組みさえわかってしまえばアイデアはつくれるのだ。さらに言うと、正しいアイデアのつくり方さえ理解できれば、クリエイティブテストを戦略的に突破することも容易だ。

 

話を戻すと、まず◯◯について調べるために、調べる方法を考えるという作業が必要になる。

 

私が提唱したい流れはこうだ。

 

1. 自分が思う◯◯に対するイメージを書き出し、そこから思いつく単語を思いつくままに書き出してみる(これを暇な時に何回か繰り返す)

 

2. 書き出した中で◯◯が流行らない要因となっていそうなものを抜き出してみる(眼鏡だったらオタクのイメージがあるとか)

 

3. 2で抜き出した要因について調べてみて、課題の仮説を立ててみる

 

そして、1・2・3を何度かやってみる。

 

これで、あなたの◯◯に対する「こうしたら流行るんじゃないか?」という漠然としたイメージの欠片くらいは見えてくるはずだ。(見えてこないなら何度も上の作業をやれ)

 

②◯◯の本質と可能性を考える

 

①の作業をおこなう上で、◯◯に関する見識は広がったはずだ。次に、◯◯の本質や可能性を考えたい。

 

本質とは、「世の中で◯◯は何のために存在しているのか、どういう役割を果たしているのか」ということだ。可能性とは、「こういう環境や状態になったら、◯◯はもっと輝くのに」という理想だ。

 

目的である「流行らせる」を達成するためには、◯◯に対する見識を深めた上で、

 

「それは現状誰のどんな欲求で成り立っていて、誰のどんな欲求を叶えることができればまた別の人に受け入れられるのか」

 

ということを考える必要がある。

 

また眼鏡の例を出すと、

 

眼鏡の本質が、「視力が悪い人が普通の人と同じくらい見えるようにすること」だとしよう。現状眼鏡はそういったユーザーに受け入れられているだろうと推測する。

 

では、誰のどんな欲求を叶えれば、眼鏡の可能性は広がるのだろうか。

 

例えば、「眼鏡が似合わないと思うからあまり主張の強い眼鏡はかけたくない」という人がいたとして、「目立たない眼鏡」があれば、課題を解決できるんじゃないだろうか。つまり、これをコンセプトに直すと「眼鏡が似合わない人のための眼鏡」になるのだ。

 

後はそれをプロダクトやサービスのカタチに整えれば終わりだ。

 

ここまで読んで、「流行らせると課題解決は別なんじゃない?」と思った人もいるかもしれないが、「流行らせる」は「現状流行っていない」という課題に対する解決策を講じるということとほぼ同義なのだ。

 

③◯◯の可能性を最大化するカタチと状況を提示する

 

①で調査、②で本質と可能性を考えた。

 

次は、「可能性を最大化するカタチと状況を提示する」ということを考えたい。

 

先程の眼鏡の例で言うと、「眼鏡が似合わないと思うからあまり主張の強い眼鏡はかけたくない」という人のために「目立たない眼鏡」を考えてみたはいいものの、その仕組みをただ「発明しました」と言うのでは一歩足りないのだ。

 

旧来の日本企業の悪いところであるが、高機能なハードばかりつくって、実用性やビジョンがない。誰がどんなふうに使ったらハッピーになるのか考えられていない。

 

つまり、課題に対しての解決策というのは、「こうすればいいんじゃない?」という文句で留まらず、「リアルな状況を想定して本当に実践できるカタチを提案」しないといけないのだ。

 

「リアルな状況を想定して本当に実践できるカタチの提案」をもっと具体的に言うと、

 

・どんなメディアがターゲットと親和性が高いのか

・どんなキャンペーンをすればターゲットは◯◯の魅力を感じるのか

・目の前にターゲットがいたとして、本当にそれを欲しくなるのか

 

などを考える。

 

いつどんな場面にどういう方法で◯◯と出逢ったらターゲットとする人は幸せになるのかを丁寧に想像することが大事だ。そして、それを実現できるカタチはどんなものか、それを実現できる状況はどういう場合なのかを説明できる必要がある。

 

くれぐれも、「CMを打つ」「インフルエンサーマーケティングをする」「ポスターをつくる」みたいな答え方はしないで欲しい。有名人と莫大な予算をつければどんなものも宣伝になるというのは甘い考えであり、広告会社の方が一番嫌う発想だ。

 

彼らが見たいのは、コアアイデアであり、あなたがそこを目指した痕跡である。

 

 

最後に

 

すこし小話ではあるが、就活系のサイトにはクリエイティブテストの対策方法がなかなか載っていない気がする。その実態は本当に酷いもので、「クリエイティブテストの対策」と名打ってはいるが、中身は当たり障りのない選考の流れである。そんな情報に価値はひとつもない。しかし、就活系のサイトにはクリエイティブテストの対策方法が載っていない理由は、究極的なことを言ってしまえば「対策方法なんかない」からなのかもしれない。

 

ある程度の基準や考え方はあるものの、企画というものは答えがないし評価する人によって「良い答え」は違う。答えがないからこそ、広告会社やコンサルティング会社のような頭脳職が存在して必死に足掻くわけだ。

 

 

しかし一番大事なことは、「そのアイデアは誰のためのものですか?」ということに自信を持って答えられるように準備することなんじゃないかと思う。そして、「その誰かがあなたのアイデアによって、目の前で幸せになる様子を真剣に考えましたか?」と私は言いたい。

 

誰の課題も解決しない突飛なアイデアなんて必要ないと思う。

 

それでは。

学歴が低い私が、大手総合広告代理店のインターンに通過した理由。

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就職活動において、広告代理店は超人気企業です。なんか、華やかなイメージありますし、モテそうですしね。

 

しかし、大手総合広告代理店の電通博報堂ADKともなると志望学生のレベルは相当高く、インターンの倍率も半端なものじゃないので、そう簡単に内定をいただけるわけはありません。就活生に大人気の広告会社インターンに通過する学生が高学歴揃いであることは、敢えて言うまでもないでしょう。

 

学歴が低い、平たく云えば「MARCH以下」の大学に籍をおく学生にとって、広告会社は夢のまた夢のような企業だと思っていないでしょうか?

 

ところが、「MARCH以下」の学歴であるが私でも、大手総合広告代理店のインターンに通過することができたのです。この話をすると結構驚かれます。うちの大学のOBにはその会社に入社できた人がいないらしいので。

 

どこの企業かは言いませんが、2017年時点で買収される〜〜大変だ〜〜って感じで、よくニュースになった企業です。もうおわかりでしょうか。

 

というわけで、今回は学歴が低い私でも大手総合広告代理店のインターンに通過できた理由や通過方法を、備忘録も兼ねてまとめたいと思います。というか、がっつり備忘録です。広告志望の就活生の参考になれば幸いです。参考にならなかったらごめんなさい!

 

まず簡単な経歴を

 

◯大学一年

インターンシップ仲介系学生団体で、広報を担当

→所謂、意識高い系ってやつです。

週一の会議を「MTG」って言いますし、予定を延期することを「リスケ」って言います。再度連絡することを「リマインド」と言うということを教えてくれたのは、意識高い系学生団体でした。

 

一般的には馬鹿にされがちな学生団体ですが、就活においては結構役に立つ経験を積める側面が多いのです。なにせ、ここでマスコミ系の社会人と多く繋がりをつくれました。大手総合広告代理店の営業の方と一緒にイベント企画をしたりしました。

 

学生団体に入ることは学歴がなくても当然できることなので、マスコミ志望の学生はぜひそういう団体に入信して広報系の役職に就くことをおすすめします。

 

◯大学二年

人材系企業インターンでライター、PR会社でコピーライター

→一年で培った繋がりを使って、ライティングの活動を始めました。書いて伝えることって就活でもろに活きるので、飲食でバイトするくらいならライター系のインターンをした方が良いと思います。こんな経歴がある割には、見ての通り文章がうまいわけではないので大人の人に対してはアピールしないことにしています。

 

◯大学三年(現在)

コピーライター養成講座受講

→凝りもせず言葉に向き合います。宣伝会議さんがやっているコピーライター養成講座を受講しました。業界で活躍されているプロの方の話を聞けたのは大変有意義な経験でした。ただ、受講費は17万円。高いです。学生は少なかったかもしれません。余談ですが、友達はひとりもできませんでした。

 

就活にまつわる経歴はざっとこんな感じです。エントリーシートや面接では、この中での話を中心に語っています。

 

学歴が低くても大手総合広告代理店のインターンに通過できた理由

 

人事の方に確認したわけでも、直接フィードバックをもらったわけでもないのですが、自分なりに考えてみたところ、大きくわけて3つの理由があるのではないかと考えています。

 

①一般志望者とは別のポジションを取れた

「ポジションを取る」とはどういう意味か。

 

私は、「この件は、こいつに頼めそうだな」の「こいつ」になることだと考えています。

 

例えば、サークルの合宿で写真係が必要だという話になった時、あなたが一眼レフを持っていることを責任者が知っていれば「あなたに頼もう」と思いますよね。あなただけが持つ価値を際立たせることが「ポジションを取る」ことです。

 

大手総合広告代理店における、「一般志望者層」=高学歴層です。

他にも企業のお偉いさんの身内というコネを持っている人や、帰国子女(だいたい高学歴ですが)など様々なスペックを持っている人が志望者なわけですが、基本的にハイスペックであることに変わりはありません。というか、その人達は敵じゃありません。強すぎるので太刀打ちできませんから。

 

とにかく、高学歴層を相手に「ポジションを取る」ためには、彼・彼女らと同じ価値をアピールしてはいけないのです。

 

理由は単純明確で、選考過程で同じ価値をアピールした高学歴と低学歴だったら、基本的には高学歴の方を取るからです。

 

勉強ができるとか、サークルで代表をやったとか、バイトリーダーだったとかそんなものを普通にアピールしたところで埋もれます。

 

であれば、自分はまた別のことでポジションを取る必要があるので、それは何かということを徹底的に考えたことが、通過の要因のひとつだと考えています。

 

私の場合は「やりたいと思ったことはすぐにやってきたこと」でポジションを取りました。今の学生の90%って、人の目を気にして全然やりたいことやらないで我慢するんですよ。だから、私はやりたいことをやっているだけでポジションを取れるのですごく楽です。

 

②目に見える結果を出してきた

私は意識高い系学生団体の広報として意識の高いイベントを企画をしたり、ライターとして小銭稼ぎをしてきました。その中で目に見える結果、つまり「数字」で成果を表せる結果を出せるように意識してきました。

 

例えば、集客数であったり、PV数であったり、売上であったり。それ自体がすごいことかどうかはさておき、数字で語れるということは、客観でものごとを測れるということです。人に語る時、数字を使う説得力は強いと思います。採用側としても、学生のスペックを測る基準としてシンプルでわかりやすいのではないかと思います。

 

ただ、日本の新卒採用はポテンシャル採用(学生時代で結果を出していなくても潜在能力を測る採用)だとも言われているので、あまり結果をアピールしすぎるのは良くないかもしれません。

 

ただ、自分はこんな方法で目的を達成してきたということを「気持ち」だけではなく「数字」で語れることは説得力が強いのは確かでしょう。ポテンシャルを見せておきながらも、最後のひと押しに「数字」を使うイメージですね。

 

③クリエイティブテストの出来が良かった

 

広告系の会社のインターンを受けた方ならわかると思いますが、広告系の会社のインターンではクリエイティブテストなるものが課されます。くりえいてぃぶ?なんじゃそりゃ!と思う方のために簡単な説明をします。

 

↓形式としてはこんな感じ。↓

 

問 ◯◯を流行させる施策を考えよ

問 △世代と□世代を繋ぐ施策を考えよ

問 ハロウィンをもっと盛り上げる施策を考えよ

 

これをクリエイティブテストと言います。

 

これは何を問われているかと言うと、

 

・課題を設定してそこに解決策を打てる思考

・相手目線に立ったコミュニケーションスキル

・現在の広告会社を取り巻く状況、基本的なビジネスモデルの理解

 

あたりなんじゃないかな〜〜と思います。

 

ぶっちゃけ、良い問が出されていれば、これだけでその人にクリエイティブの素質があるかってわかっちゃうような気もします。

 

実はこれ、学歴が低い学生にとっては結構チャンスなんです。と言うのも、学歴が高い学生はそもそもアイデアの発想法を知らないわりには自信満々な傾向にあるからです。大体、広告のインターンに来る高学歴学生って、広告以外にもいろいろな業界を見ているのでクリエイティブテストにそこまで時間をかけていない気がするんですよね。いろいろな高学歴の知り合いの解答を見てきましたが、ほとんどは相手のことを考えられていない寒くて奇を衒いすぎて何も解決していないアイデアばかりです。かろうじて広告会社のビジネスモデルは理解できてるかな〜ってくらい。

 

だからこそ、ここの対策をきっちりやれば①でも言ったように「ポジションを取る」ことが可能です。いや、ほんとに。

 

私の場合、書類選考の時に受けた適性検査の結果はすこぶる悪かったはずなので、書類選考を通過した一番大きな要因は、このクリエイティブテストの出来が良かったことではないかと考えています。適性検査で足切りされるよ〜なんて言われることも多いですが、少なくとも私の場合はクリエイティブテストを評価してもらえたと思います。

 

まとめ

学歴が低い私が、大手総合広告代理店のインターンに通過した理由を簡単にまとめると

 

①広告志望のウェイトの多くを占める高学歴層とは違うポジションを取った

②自分がやってきた結果を客観的に判断できるように話せるようにした

③クリエイティブテストの出来が良かった

 

以上三点に絞られると思います。

 

結構な分量になってしまいましたね。最後まで読んでくださった方、お疲れさまです。

今回はインターンに通過した理由を中心に書いてみましたが、次回は具体的なクリエイティブテストの対策方法や思考方法を書いてみたいと思います。というか、今回はその前置きみたいな感じです。

 

ではでは。

頭良さそう!好き!と思われる言葉5選

「君、頭良さそうだね」

なんて言われたら筆舌に尽くしがたい喜びを感じてしまい、絶頂を迎えてしまうでしょう。特にスクールカーストの底辺を低空飛行していたそこの君!!
俗に言うオタクは、語彙力とかなんらかの知識の豊富さでしかウェイと太刀打ちできないのです。悲しいね。

とは言え、オタクが必ずしも語彙力が豊富かと言えば、決してそんなことはありません。飛べない豚はただの豚。語彙力のないオタクなんてただのオタクです。

逆に、ウェイっぽく見える人やワルっぽい人が頭の良さそうな言葉を使っていたらどうでしょう?「あれ?インテリな一面もあるんだ?ふーん…好きになっちゃいそう…」と思われちゃいますよね。仕方ないです。世界はそういうふうにできているので。

巷では「本当に頭の良い人は、誰にでもわかりやすい言葉を使う〜」なんて言われているらしいですが、語彙力はあったほうがやはり表現は豊かになりますし、なんかモテそうな気がします。

ということで、今回は頭が良さそうに見える言葉と、意味、用例を紹介したいと思います。
日常会話の中にさらりと織り交ぜてみるだけで、オタクもウェイもモテモテライフを謳歌できるかもしれませんよ!責任は持ちません。

1.例の如く

意味:いつも行われているとおり、普段と同じく

例「例のごとく、彼は全裸でやってきた」

彼はいつも全裸なのでしょうね。いつ逮捕されるのか時間の問題です。

2.言い得て妙

意味:実にうまく言い表したものだ

例「半信半裸だなんて言い得て妙だね(笑)」

半分信じて半分裸の状況ってちょっくよくわからないですが、まさにそういう状況なんでしょうね。

3.よしんば

意味:(多く下に逆接の仮定条件を伴う)話し手が肯定しがたい,極端な事態を仮に想定するさま。たとえそうであったとしても。かりに。

例「よしんば全裸でいることを咎められようとも、僕は絶対に服を着たりはしない」

その覚悟はもっと違うところにあててほしいです。

4.如何せん

意味:どうしようにも。残念ながら。/…をどうしよう。どうしようもない。

例「如何せん服屋に着ていく服がないので、全裸で登校するしかない」

なるほど、そういうわけで!とはいきません。どんな理由があっても服は着てください。

5.すべからく

意味:ぜひともしなければならないという意を表す。当然。

例「家の外では、すべからく服を着るべきだ」

仰る通りです。現代日本社会において路上で全裸になれば、公然猥褻で捕まります。

最後に

いかがだったでしょうか?
全然参考にならなかった、という方は素直に漢検を受けてください。

公益財団法人 日本漢字能力検定協会

それではまた〜

近隣住民がこれだけは伝えたい!「二子玉川」の魅力3つ

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 この度、近隣住民の私が住みやすい&魅力的な街決定戦を勝手に開催し、勝手に第1位を決めた。

 

 栄えある第1位はもちろん二子玉川だ。二子玉川は最強の都市。巷では、「二子玉川は現代のユートピアではないか」「パクス・フタコタマガーワの到来も近い」と囁かれているとか、いないとか。二子玉川を中心とした平和国家が築かれる日はそう遠くない。

 

 何度でも言おう。二子玉川は最強の都市だ。 君のいない世界にも何かの意味はきっとあるかもしれないが、二子玉川のない世田谷など、夏休みのない八月のようだ。

 

 二子玉川が最強である理由を並べだしたら枚挙に暇がないが、今回は二子玉川の魅力を3つに絞って紹介していくので、ぜひ最後まで読んでいただきたい。

 

 何かしらの理由で引っ越しを考えているそこのアナタや、北は択捉島、南は沖ノ鳥島まで、今住む街の生活環境に不満を抱くすべての方に、まず二子玉川に向けて引っ越しを開始してほしい。さあ、つべこべ言わずに荷物を詰め込もう。

 

①にこたま!!

 二子玉川の魅力は、まず何と言ってもその略され方にある。

 

 「にこたま」だ。

 

 決して下ネタではない。何ともかわいらしい略され方である。これほどまでにかわいらしい略され方をした街があったであろうか? いやない。

 

  以前、二子玉川駅前を歩いていたところ、大学生と思しき2人組がこんな会話をしているのを見かけた。

 

「フタコマジで良いところだよね〜」

 

  フタコ!?!? フタコはないだろう。センスがない。かわいくない。

 

 

 

 こんなことで大事な項目を1つ潰してしまった。

 

②蔦屋家電が生活の文化レベルを上げまくる

 

real.tsite.jp

 

 トイザラスと蔦屋家電抜きでは私の人生を語ることはできない、と言っても過言ではない程度に私を文化人たらしめる環境となっている施設である。

 

 とは言え、蔦屋家電のおしゃれレベルが高すぎるあまり、私のような田舎者はハマりきっていないと感じるのもたしかである。

 

 そもそも、「蔦屋家電」とはいったいなんなのか。簡単に言うと、蔦屋家電は二子玉川駅から徒歩3分ほどのところに存在するおしゃれスポットだ。

 

 蔦屋「家電」とあるが、書店としての機能性も高く、ジャンルごとにわけられた本棚の近くには関連したおしゃれな小物などが置いてあり、すこぶる勝手が良い。至るところにソファがあるので、好奇心が尽きるまで本を読むことができる。店内にあるスターバックス前はコンセントが完備されているので、いかにも意識の高そうな人類がPCを広げている様を散見できる。

 

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http://real.tsite.jp/futakotamagawa/about/

 

 ↑特にこのスペースはおすすめだ。近くには人文学系の書籍が数多く並んでいる。この付近に座っている女子大生はニーチェを読んだふりをして生計を立てているとの噂がある。

 二人がけのソファでは、まるで春を先取りしたかのような恋人達がイチャついているので回転率が非常に悪い。空いていたらラッキーだと思ってすぐに陣取ろう。

 

 それにしても蔦屋家電はおしゃれが過ぎる。異性といやらしい会話をするのにちょうどよい暗さの照明、至るところに設置されている座り心地が留まることを知らないソファ、あたりまえのように鎮座するスターバックスコーヒー。これ以上、人の生活で何を望むことがあろうか。ここで一生を終えたい。

 

③駅からたった5分!河川敷で黄昏れられる

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http://jiyugaoka.kencorp.co.jp/1304

 

 この画像を見て「楽園?」と思った方も多いだろう。聞いてビックリ、実はここ「二子玉川」なのである。しかも、駅から徒歩5分以内でいける。ウサインボルトなら30秒くらいでいけるだろう。

 

 河川敷は、おしゃれな人間にとって欠かせない生活の要素ではないだろうか。たしかに、港区のようなおしゃれスポットとは違い質素な感じもするが、真のおしゃれ人間は、河川敷で黄昏れながらあらゆることに思いを馳せることで、その深みを増し一線を画す存在になるのだ。そんな河川敷が徒歩5分以内で味わえる。これをすばらしいという言葉以外で形容することはできないだろう。

 

 河川敷付近の民度の高さ、景観についても安心してほしい。白タンクトップを着たおじさんなどけっして徘徊していない。

 

 日曜の午前にでも訪れていただきたい。多摩川の水面に煌めく太陽の光を背景に、川が和やかな音色を奏でる。その一連の出来事はあなたをやさしく包みこみ、癒やしに満たされ幸せが溢れるだろう。

 

 

最後に

 二子玉川の魅力を伝えたいがために、一部表現を誇張しすぎた感は否めない。

 

 しかし、私が二子玉川は素晴らしい街であることを伝えたいという熱意は読者に伝わったのではないだろうか。私はそれだけで十分満足だが、読者のみなさんにはぜひ二子玉川に足を運んでいただきたい。

 

 二子玉川には必要なものすべて、いやほとんど、いや気持ち多めに揃っている。

 

 人が欲するものの多くが駅から徒歩5分以内で手に入ってしまう街「二子玉川」。この感動をぜひ、日曜の午前にでも味わっていただきたいと心から願っています。

【君の名は】テスト期間に限って、さほど優先度の高くないことに集中してしまう現象

 

 なぜだ。

 

 なぜテスト期間に、よりにもよって全く手を付けていないレポートの提出期限が明日に迫っているという時に限って、ブログの見出しのデザインを変える技術を身に着けてしまったのだ。

 

 思考の順序がおかしい。どうなっているんだ。

 

 

※今回は、こちらのサイトを参考に、はてなブログの見出しのデザインを変更していい感じにしました。

ありがとうございます。

shiromatakumi.hatenablog.com

 

 

 ちなみに、見出しのデザインを変えたくて、詳しそうな先輩に訪ねたところ「自分で勉強しろ」と優しく突き返されたので、頑張って調べました。エンジニアの人って冷たい。

 

 

 そんなことより、どうしてテスト期間なのにブログを書いているんだろう。

 明らかにやらなくていいはずのことなのである。

 

 この件に関しては語り尽くされているはずなのでさっそく調べてみようと思う。

 

 

 さっそく発見した。

 

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。 社会心理学災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

 

セルフハンディキャッピングとは、試験など何かの本番前に予め「全然勉強できてない」「体調が悪い」などと言い訳をしておくアレのことである。 少し真面目な言い方をすると、「自らの失敗理由を外的要因に求め、自らの成功理由を内的要因に求めるための事前工作」を指す心理学用語である。

 

 セルフハンディキャップ正常性バイアスと言うらしい。なるほどである。

 

 こうしている内にもレポートの〆切は刻々と迫っている。

 自分は大丈夫だなんて思っていないのだが、なにしろブログを書く手が止まってくれない。もはや、私の意思とは別に脊髄反射で手が動いてしまっているのだ。

 

 思えばこの才能が開花したのは高校時代からだったかもしれない。

 

 あれはもう5年ほど前の話、高校時代は軽音楽部だったのでテスト期間に何らかの曲を完全にコピー、所謂完コピするのが常だった。達成感と共に訪れる絶望感。翌日に向き合うことになる圧倒的な後悔。「次はがんばろう」が実践されたことは、ただの一度も無かった。

 

 それならいっそのこと、「次のテストではめっちゃコピーするぞ!」と思い込めば良かったのではないだろうか?いや、気づくのが遅かった。というか、さっきから5分おきくらいに「ブログ書くなよ」と何処からかささやきが聞こえる。ダメだ、手が止まらない。誰か私の手を止めてくれ。アダルトビデオ鑑賞に勤しむとかしなければ、私の手が止まることはないだろう。いや、逆に手は動くのか。

 

 しかし、私は伊達に21年間を人間として過ごしていない。ここで、ベッドに潜り込もうものならば、レポートが終わっていない状態で大学に赴くことが決定されていることは容易に想像できる。だから、ここでベッドには潜りこまない、意地でも潜り込まない。それでもなぜかレポート執筆のためのWordファイルは開くに至らない。300字くらい書いてはネットサーフィンをしてしまう。レポートネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンレポネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィン ネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンネットサーフィンレポnくらいの割合でネットサーフィンである。これでは日が暮れてしまう。そもそも、とっくに日は暮れているのだが。

 

 まずは、残された時間を計算しなくてはならない。そうしないことには作業の時間もわからない。作業にかかる時間も検討しなくては焦るに焦れない。レポートの〆切は昼間の12時だ。今は深夜の1:52分である。ということはざっと10時間ほどある。その内8時間は寝たい。とすると、残された作業時間は2時間だ。残るレポートの文字数は7000字。1時間2000字を目安にすると3.5時間必要だ。

 

終 わ ら な い

 

終わらないじゃないか。どういうことだ。計算がおかしかったのか。終わらないなんてことがあるのか。いや、あってはならない。本当に、なんでブログを書いているんだ??

 

 いや、よく考えてみよう。私は生粋の文系で、高校時代の数学のテストは常々赤点であった。最終的には、当時の数学の先生である大滝先生も諦めたのか、40点で「お前もやればできるじゃないか!」と賞賛されてしまったほどである。これは私の計算能力を過信するわけにはいかない根拠になる。従って終わらないという計算は間違っていると言えるはずだ。きっとそう。

 

 とりあえず、こんなこと書いてる暇はないので、ひとまず仮眠を取ることにします。1時間無駄にしました。 

 

 それでは大学生のみなさん、お元気で!

ヤンキーインターンは「スベってる」と思った理由

 

 ぼーっとFACEBOOKを眺めていたら、「おもしろい!」というコメントと共にある動画が流れてきました。

 

 

youtu.be

 

 

 これだ。

 

 私は3分近いこの動画を観終わった瞬間に、何とも言えぬ気持ち悪い違和感を抱きました。言いたいことはたくさんあるのですが、端的に言って「スベってる」と。

 

 ただ、「スベってる」というdisだけでは何も意味がないと思うので、私がそう考える理由について説明していきます。

 

 

■ナレーションが舐めてる

 なんでカタコト?僕が知らないだけで、どこかの界隈ではカタコトが流行ってるんですか?

 

 シンプルに、言葉を選ばずに言えば、「不快」でした。

 「お前らはこういうのが好きなんだろ?」と言わんばかりのおふざけ。意図はわからないのですが、舐めてるとしか思えない。

 

 そして、この違和感はナレーションだけに留まることはありませんでした。

 

 

■エリートの上から目線の言葉が、果たしてヤンキーに届くのか

 動画内で、インターンの参加者を中卒高卒者限定としている理由について「大卒者よりも圧倒的に少ないチャンスの差を、どんな若者にでもチャンスがある東京で埋めることで、自分で自分の人生の可能性を広げて欲しい」述べています。

 

 「大卒者の方がチャンスが多い」という前提が、何の疑問もなく主張されているこの感じ、すっごく気持ち悪いと思いました。まさに、この意識こそがチャンスの差を広げているのではないかと思うわけです。

 

 先に断っておきたいのですが、私は「中卒高卒者より、大卒者の方がチャンスが多い」という主張自体に反対しているわけではありません。たしかに、職業選択の自由から見れば、中卒・高卒者は大卒者よりチャンスが少ないとかそういうデータはあるはずです。大卒じゃなければ就けない職業も取れない資格もあるわけですし、なんら間違ってはいないわけです。

 

 しかし、この動画の表現では 「お前らは機会が少ないし自分で人生の可能性を広げられない中卒・高卒、しかも田舎で過ごしていてかわいそう」という弱者への憐れみのような、差別じみた意識が前提になっていると感じませんか。

 

 田舎のヤンキーは東京で可能性を広げなければ幸せじゃないのでしょうか。彼らには彼らなりの価値観があって、彼らなりの幸せがあってしかるべきなのではないでしょうか。私はヤンキーだったわけではないので、どうしても彼らの気持ちをそのまま察することはできません。もちろん、先述した通り可能性が広がることは大変素晴らしいと思いますが、それにしても一方通行なメッセージじゃないかなあ、と思ったわけです。

 

 そして、動画の最後は

「CHOOSE YOUR LIFE」「自分の人生は、自分で選ばなきゃ。」

というコピーで締めくくられます。

 まるで、田舎のヤンキーは自分の人生を自分で選べないと言っているかの如く……。

 

 

■散々言ったが、ヤンキーインターンの仕組み自体はとても良いと思う

 散々文句を言ってきましたが、このインターン自体はすごく良いと思います。下に詳しい情報が載っていますが、インターン期間中の宿代なども出るうえに、いろいろなサポートもついているという何とも至れり尽くせりな状態で、こんな良いインターンはなかなかないと思います。

 

 それにサイトのデザインもイケてるし、参加者のインタビューなども読んでいて単純におもしろいです。ギャルが慶應SFCに受かるみたいな話がありましたが、あんなのより断然好きな話でした。ドラマ化しても良いと思う。

 

 今回触れた動画にしても、製作者の方々は大変優秀な人が揃っているんだと思いました。単純に動画のクオリティ高いですし、わかりやすいですよね。

 

 ただ、それだけ優秀であるが故に「エリート思考」が垣間見えてしまったのが勿体無いなあという印象です。

 

 個人的には、対象が対象だけに炎上はしないと思うんですけど、何とも言えない違和感が残ってしまったのが残念です。

 

hassyadai.com